大学で環境に関する研究をする学科が増えている。受験生にとっては環境に関する学部や学科は魅力があるのではないだろうか?
だが、環境学部に行かなければ環境に関する研究ができないのだろうか?
そんなことは決してない。どんな学部に行っても環境問題に関わることは簡単にできる。
実際、環境問題はどの活動場面でも問題になる。例えば、企業にとっては、省エネやコストダウンが常に追求されているが、これは直接環境問題の解決にも役立つ。利益追求活動である企業の日々の努力がそのまま環境問題に直結している。
日本で環境が問題になったのは1970年代くらいからで、水俣病という有機水銀中毒が問題になった。
その影響で大学でも公害問題を研究する学者も出たが、東大の宇井純助手のように冷や飯を食わされた研究者もいる。
だが、今は企業でも環境問題を非常に重視していて、ゴミを出さないゼロエミッションとか、自家発電、地下水の利用など、省資源、省エネに熱心である。
中国ではまだ環境に対する意識があまり高くないのではなかろうか?
中国の湖の水に触れた人が焼けるような痛みを感じて60人も入院したそうだ。
中国では、医療廃棄物が不法投棄されているところがあるそうで、それが雨が降ると洪水で海まで流され、さらに、九州沿岸地方に流れ着くこともあるという。
わが国でも高度経済成長期にはこうした公害問題が企業の論理で切り捨てられ、儲けだけを重視する企業もあったと思われる。
中国にも一部そういう企業があっても別に不思議ではないだろう。しかし、そうしたことはいずれ大きな社会問題となり、政治を揺るがすことになるかも知れない。
受験生にとっては環境は大事だが、別に環境学科に行かなくても、電機や機械に進学して、性能をアップした製品を作れば、それで立派な省エネ、省資源になり、環境問題に貢献したことになる。
だから環境問題をやりたい受験生はどこの学部に行っても環境問題はやれる、ということをわかっていて欲しい。
2007年06月27日
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